南ドイツの春祭り
JUGEMテーマ:ドイツ
【シュパーゲルフェスタ】
約半年の厳しい冬が去り、イースターのお祭りが終わるとドイツにも本格的な春が訪れます。
各家庭の庭にはりんごや桜の花が咲き乱れ、郊外の草原は黄色や白の小さい花が一面に咲き揃い遅い春をいっせいに祝っているようです。
各家庭の庭にはりんごや桜の花が咲き乱れ、郊外の草原は黄色や白の小さい花が一面に咲き揃い遅い春をいっせいに祝っているようです。
此処はミュンヘンの北およそ70キロにあるAbensberg アベンスベルクの郊外の小さな村Sandharlanndenn サンダランデン、5月最初の日曜日、ドイツの春を象徴する祭り“シュパーゲルフェスタ”が盛大に行われるのです。
Spargel【白アスパラ】はドイツ人にとって特別の食べ物です。
文豪ゲーテに《Spargelは食べ物の王様なり、されどその統治はあまりにも短し・》と言わしめたように出回る期間は2ヶ月足らず、まさに短い春を象徴するような食べ物なのです。
さてその調理法ですが、土の中に埋めて育てるために甘みが強く、シンプルにゆでてソースで頂くのが定番となっています。
そもそもシュパーゲルは高価な野菜で、大体1キロ7〜8ユーロ【1200円くらい】ほどします。レストランでは茹でたシュパーゲルに溶かしバターを添えたり、Hollandaise Sauceと呼ばれる卵黄とバターで作られたとろとろのソースをたっぷりかけて、ポテトやベーコン、ステーキなどを添えてだされます。新鮮な茹でたてのシュパーゲルはとろけるように柔らかく、口の中でやさしい甘みが広がります。
文豪ゲーテに《Spargelは食べ物の王様なり、されどその統治はあまりにも短し・》と言わしめたように出回る期間は2ヶ月足らず、まさに短い春を象徴するような食べ物なのです。
さてその調理法ですが、土の中に埋めて育てるために甘みが強く、シンプルにゆでてソースで頂くのが定番となっています。
そもそもシュパーゲルは高価な野菜で、大体1キロ7〜8ユーロ【1200円くらい】ほどします。レストランでは茹でたシュパーゲルに溶かしバターを添えたり、Hollandaise Sauceと呼ばれる卵黄とバターで作られたとろとろのソースをたっぷりかけて、ポテトやベーコン、ステーキなどを添えてだされます。新鮮な茹でたてのシュパーゲルはとろけるように柔らかく、口の中でやさしい甘みが広がります。
【Maitag】
ロマンチック街道の終点、南ドイツのフュッセンを後に車はドイツ最高峰のツーク・シュピッツェ【2963メートル】へ向けてアルペン街道を東へ進みます。山頂の駅のテラスからはドイツ・オーストリア・イタリア・スイス4カ国のアルプスの峰々と広大な氷河の大パノラマが楽しめます。
目的地はそれらの山々がすぐそこまで迫る麓の町Mittenwald ミッテンヴァルト、バイオリン作りとカラフルなフレスコ画が家々の壁を飾ることで有名です。
ロマンチック街道の終点、南ドイツのフュッセンを後に車はドイツ最高峰のツーク・シュピッツェ【2963メートル】へ向けてアルペン街道を東へ進みます。山頂の駅のテラスからはドイツ・オーストリア・イタリア・スイス4カ国のアルプスの峰々と広大な氷河の大パノラマが楽しめます。
目的地はそれらの山々がすぐそこまで迫る麓の町Mittenwald ミッテンヴァルト、バイオリン作りとカラフルなフレスコ画が家々の壁を飾ることで有名です。
人影も少ない午前中の街中散策、ちょっと小雨模様もありどこかさびしげな風景。すると、何処からか集団で怒鳴るような声が小さく聞こえてきます。だんだんその声が近づいてくると2頭立ての馬車に乗り、この地方の民族衣装を身にまとった10数名の若者たちがにぎやかに何か叫んでいます。
町の人に尋ねると祭りの宣伝隊との事。しかし、ビールを飲んでいる若者の顔ぶれを見るとどう見ても16歳前後、さすがビールの本場“ドイツ”では《ビールは飲むパン》と言われているのがわかります、修道院の尼僧までもこの飲み物を楽しむというのですから。
【Maibaum】
ロマンチック街道を北上中、右手の小さな村に人だかり、お金はなくとも有り余る好奇心がそちらに誘導します。
チロルの民族衣装を身に着けた総勢300名ほどの村人の輪に突入です。
【Maibaum】
ロマンチック街道を北上中、右手の小さな村に人だかり、お金はなくとも有り余る好奇心がそちらに誘導します。
チロルの民族衣装を身に着けた総勢300名ほどの村人の輪に突入です。
大柄なドイツ人が多いので人垣の後ろからでは何にも見えません、カメラを頭上に持ち上げてやっと事態を確認、40名ほどの民族衣装を着た男性たちが30メートルほどの棒の両脇に2列に並んでいます。人ごみの向かい側には特設のステージがあり、ブラスバンドの演奏にあわせて、こちらもしっかり民族衣装をまとった男女の子供たちがフォークダンスを踊っています。
おりしもこの日は5月1日、世界的には《メーデー》として知られていますが、ドイツでは Maitag【マイターク】と言う春の訪れを祝う5月祭の意味も持ちます。ちなみにこの長い柱はMaibaum マイバウムと呼ばれ、ドイツ語で【5月の木】と言う意味を持ちます。古代ゲルマンのお祭りがその起源で主に北ヨーロッパやイングランドでこの祭りが行われているそうです。
白樺か樅の木を使い、その木に宿る精霊が病気や悪霊から村人を守り繁栄をもたらすと言う意味だそうですが、中世の時代はその村でどんな産業や職業があるかいわゆる【村の広告塔】の役目も果たしました。
おりしもこの日は5月1日、世界的には《メーデー》として知られていますが、ドイツでは Maitag【マイターク】と言う春の訪れを祝う5月祭の意味も持ちます。ちなみにこの長い柱はMaibaum マイバウムと呼ばれ、ドイツ語で【5月の木】と言う意味を持ちます。古代ゲルマンのお祭りがその起源で主に北ヨーロッパやイングランドでこの祭りが行われているそうです。
白樺か樅の木を使い、その木に宿る精霊が病気や悪霊から村人を守り繁栄をもたらすと言う意味だそうですが、中世の時代はその村でどんな産業や職業があるかいわゆる【村の広告塔】の役目も果たしました。
柱立てのリーダー
チームワーク、ある種の気長さ、などに感動しましたが、45度くらいになるのに1時間ほどかかり、せっかちの日本人は次の目的地を目指すのでした。
- 2008.06.05 Thursday
- 私たちの旅
- 16:45
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- by 元気印専務